今回は実際にあった労災をめぐる体験についてお話します。
無知な私は当時深く考えていませんでしたが
今考えるとなかなかアウトです笑
それでは本編です。
看板屋の仕事の際によく溶接する作業が伴います。
看板の枠組みを溶接してつけたり
建植した柱を地面の下で別の金属を打ち込んで固定するために溶接したり等
当時、溶接のよの字も知らない
ド素人なのであくまで補助作業をしていた時のことになります。
ある現場で、先輩社員が溶接する際に火花が散るので
防火の布をもって通行人や車などに被害がないようにしていました。
要するに壁役です笑。
おそらく文章だと分かりにくいかと思うので
ザックリこんな感じです↓

現場作業は見て学べの風潮だったため
作業をじーっと見ていました。
作業自体は滞りなくすぐ終了しました。
溶接作業になじみのある人はこの辺でピンと来るかもしれないですね笑
そして、
これが今回の体験談のトリガーになります笑
※溶接作業の注意事項※
溶接作業は太陽よりはるかに強い紫外線が発生します。
長時間浴び続けると、目の表面が日焼けした状態になり
痛みを伴う炎症を起こします。
(夏に肌が日焼けするのと同じ原理です。)
必ず保護具を付けて注視しないようにしましょう。
なじみのない方もここまで書けばわかりますよね………
そして、その日の夜。
友達をお酒を飲んでいて
日付が変わるか変わらないかくらいの時間に
帰宅しました。
風呂に入って
コンタクトを外し
眼鏡をかけて
スマホを見ながらゴロゴロしていました。
すると突然、涙がよく出るようになり
目もゴロゴロしました笑
最終的に目を開けていると痛みが生じるようになりました。
当時、本当に溶接の知識がなかったのと
偶然、今までと違うタイプのコンタクトレンズに変えた
初日だったため
「新しいコンタクトが合わなくて炎症を起こした」
と、その時は結論を出しました。
目を開けていたら痛いので
さっさと寝ることにしました。
そして翌朝
目の痛みが引かなかったため
病院に行ってから出社することにしました。
コンタクトのせいで炎症が起きたと思っていたため
普通に健康保険証を出して受診します。

昨日はコンタクト以外に
普段と違う事はありましたか?

仕事で溶接の補助しました。

原因はコンタクトではなく
溶接の紫外線によるものですね。
業務上の事なので会社にも言って
労災に切り替えた方がいいと思います。
診療を終えて、目薬をもらって
会社に出社しました。
正直、金額は微々たるものだったので
労災だろうが、健康保険を利用した自己負担だろうが
どっちでもいいと言うのが本音でした。
※注意※
労災の場合は健康保険は使えません。
会社で上層部の方々から

目は何だったんや?

溶接の紫外線が原因らしいです。

お前、病院で仕事で溶接した言うたんか?

言いましたよ。
普段と違う事何かしたかを聞かれたんで

健康保険の利用から
労災への変更はめんどくさいんで!
今回はお前がそのまま負担しとけ!!
別にいいですよ。
自己負担で!
金額も大したことないし!!
話を聞いたらすぐに治るものだったんで笑
そもそも当時は溶接が原因だと思っていなかったんで
溶接に対する知識不足の落ち度もありますし………
ただ、この会社の方針はちょっと疑問ですね。
手続きがめんどくさいから
自己負担そのまましとけと言うのは笑
極端に言えば労災隠しをする匂いがプンプンする………
言い換えると
社員がケガしても守る気はありません。
社員のためには時間を使いません。
と聞こえてしまいます。
また、別の人からは
「溶接の痛みとか我慢しろや」
と、謎の根性論も頂きました。
いったい、何を言っているのでしょうか笑?
仕事自体のパフォーマンスにも関わりますし、
そもそも我慢できるものなら我慢していますし笑
ちなみにですが
労災隠しはもちろん法律違反になります。
(労働安全衛生法第10条1項)
違反した事業者に50万円以下の罰金が科せられるそうです。
調べると健康保険で治療を受けるように促すのも
該当する可能性があります笑
おそらく労働者と会社の関係性次第で
このような事案も日々たくさんあると思います。
実際んび
労働者が納得しているなら個人的には
別にいいのではないかなと思う案件です。
ただ、もしブラック企業に反撃しようと思っている方がいらっしゃるなら
1つの武器をしてこの記事の事を蓄えておくといいかもしれません笑
確実に言えることは
ブラック企業は社員を守ることはしませんのでご注意を!


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