電動工具屋の時代の後期は
仕事の割合が電動工具を売る割合より
建築資材を売る割合の方が大きくなりました。
この頃がすこぶる社長との関係性が悪かったです。
そのため扱いの酷さもエスカレートしました笑
建築資材の中でも
構造金物と言うものをオーダー頂いた現場分を用意して納品すると言うのが
日々の仕事に組み込まれていきました。
構造金物と言うのは
木造建築で主に使用され
部材同士を固定や接合したり
耐震性など高めたり補強したり
木材の割れやズレを防止する等の
様々な役割を果たす金物になります。
色んな種類の金物があり
その金物に対応するビスも
金物1つにつき数種類かつ複数本あったりなど
とても準備する際はめんどくさいです笑
1棟分用意するためには
およそ1時間前後の時間を要します。
オーダーはこのような感じできます。
○○現場分
M12 ボルト 長さ140 118本
M12 ボルト 長さ120 72本
M12 ボルト 長さ225 11本
M12 ボルト 長さ255 8本
両ねじ ボルト M12 長さ 255 6本
筋交いプレート 165枚
1枚につき専用ビス14本
かすがい 100本
○○金物 93枚
1枚につき専用ビス6本
◎◎金物 76枚
1枚につき専用ビス長さ45㎜3本 60㎜3本
まだまだ続く………
あくまで例ですが
1現場で15~20種類の材料を要求されます。
そして出来上がった現場分は
翌日朝8時着で
現場に納品しに行きます。
ちなみに納品は私が9割方行っていました。
発注元から前倒し納品が原則NGで
前日なら百歩譲って許可と言うスタイルでした。
(月曜朝8時なら土曜日に納品は可)
つまり翌日納品分を
その日のうちに仕上げないと
いけないと言う形です。
これが毎日平均3~4現場分あり
多いときは8現場分。
この作業に加えて
他の私の仕事は
在庫の商品発注
金物のオーダー分+金物の在庫分発注
ネット商品の出荷
ネット事業部の難しいクレーム等案件対応
店頭接客
修理見積対応
そして、会長夫人の介護………笑
金物関係の仕事が無ければ
1人で回せてることはできます。
金物関係の仕事が入ってきてから
半日以上は確実にその仕事に時間を取られます。
唯一の休みの日も金物を作りに行ったり
ゴールデンウィーク中にも
U君を半日5000円で雇って笑
一緒に金物用意したり………
そんな日々が続くと
やがて、普段の仕事に支障をきたすようになりました。
在庫商品の発注が漏れていたり
金物の数を間違えてしまったり
などなど………
正直、配達まで行っていたら
社内での仕事は全くできません笑
周りの人に仕事を振ろうにも

何でお前がやらんのや?

キャパオーバーです
1人でできる量超えています。
普通の会社であれば
ここで業務の見直し等あるかと思いますが………

できんのはお前の要領が悪い。
言い訳の塊でお前は生きとる。
俺なら1現場30分で作れる。
聞けば聞くほどやる気をなくす返答のオンパレード。
そして、ある時
社長が1現場分の金物を作ることになりました。
それを納品した後
クレームの電話が店に掛かってきました
その直後、社長が私の元に来て

お前。
金物のビスが足りんって
クレーム来たで(怒)
どうしてくれるんや。

すみません。
それどこの現場ですか?

〇×△現場

……
それ、社長が準備したとこです。

お前。そんなくだらん
嘘つくな……や……
たぶん自分自身でも思い出したんでしょう……笑
誰がその現場の金物を作ったかを。
そそくさと無言で立ち去って行きました。
間違えたらごめんなさいは言った方がいいですよ笑
いくら普段見下しとる社員だとしても
そして、何人かパートを雇うことになりました。
金物を作る人
配達をする人
だが、しかし
金物を作る人は3日
配達する人は1週間で退職しました笑
理由はもちろん
社長の考え方についていけないからですね笑
結果、何も変わらない
漆黒企業に長く勤めていると
仕事量と責任は増えて
疲弊するだけです
新しい人が増えて仕事を教えて
少し楽になると思ったタイミングで
人が抜けていく………
絶望感もより高まります。
この会社ヤバいと思ったら
早めの避難を推奨します笑


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