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世界でいちばん嫌いな数字

人材業界時代

倉庫の住人に驚愕しつつ入社して2ヶ月が過ぎたころの話になります。
入社して2ヶ月が経過しこの会社の繁忙期の2月になりました。

なぜ繁忙期がこの時期になるかと言うと
扱っている派遣の職種がスポットの軽作業という職種になるからです。

勘違いされやすいのですが軽作業と言ったら部品の組み立て等の単純作業をイメージされる方もいますが引越等の肉体的にはハードな仕事も含まれたりします。
あくまで「シンプルで誰でも覚えやすく取り組みやすい作業」の事で軽い物を扱う作業ではありません。
スポットとは1日だけの仕事の事です。

この点で思っていたの違うと1回出勤しただけでミスマッチを感じそれ以降出勤しない人もいます。

引越が含まれると言う事は必然的に異動シーズンになるため、引越作業の求人が増えます。
個人宅もそうですが企業の事務所移転もあるため1日に多くの人数を要求されます。

スポット仕事のコーディネーターは翌日分の企業からの依頼人数を
自分の抱えているスタッフで手配し終わったらその日の主な業務は終了になります。
つまり、手配終わらないと帰れません。
(早く終わったからと言って早く帰れるわけではありません笑)

2月と3月は春休みなので学生スタッフが集まりすいものの、
それを超える企業からの依頼が毎日続きました。

人が集まりきらない時は過去の登録者をデータベースから掘り起こして
ひとりひとり電話を掛けます。

案の定、みんな電話には出ません笑
普通に考えて前の職場の電話番号からの電話って出ませんよね………

どうしても埋まりきらない時は自分がその現場に行くとか、
依頼いただいた企業にお断りの謝罪連絡をしていました………

が、

勤めていた会社の社長はどんな状況どのタイミングでも来た依頼でも断らない方針の社長でした。

例えば夜19:00に突然電話がかかってきて明日9:00から2人手配して欲しいという依頼等。
余力があるときならいいのですが、ただでさえ人が足りていない状況下で追加を受け入れる状況に毎日なっていきました。

どうしても無理なら最終的に謝るというのが社長のスタンスなのですが、
最初から断っていた方がお互いにメリットしかないと手配する側は全員思っていました。

ちなみに社長といってもオーナーの元の雇われ社長ですが
勤務時間中のほとんどを当時で言う2ちゃんねるを閲覧しているだけでした笑

それもあり社員全員苛立ちがありました。

さらに輪をかけて最悪なのは誰かが飛んで欠員が出たりして自分が現場に出ると、
17時くらいまで現場作業して事務所に戻ってから翌日分の手配を始めるという悪循環に陥ります。
現場に出ている間に依頼数が爆増します。
(前回紹介したU君にも飛ばれたことあります笑)

その悪循環が続き繁忙期の期間で

58連勤

しました。


もう皆さんおわかりですよね…

世界でいちばん嫌いな数字………

改めて言っておきます。

ノンフィクションです。

次回は繁忙期の中の出来事掘り下げます。

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