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派遣コーディネーターが58連勤した話|ブラック企業の繁忙期リアル

人材業界時代

倉庫の住人に驚愕しつつ入社して2ヶ月が過ぎたころの話になります。

入社して2ヶ月が経ち、この会社の繁忙期である2月に突入しました。

なぜ2月が繁忙期なのか|スポット軽作業の特性

扱っていた派遣の職種はスポットの軽作業です。

ここで少し補足しておくと、軽作業というと部品の組み立てのような単純作業をイメージされる方も多いんですが、引越のようなガッツリ体力仕事も含まれます。「シンプルで誰でも覚えやすい作業」という意味であって、軽い物を扱う作業という意味ではありません笑

スポットとは1日だけの仕事のことです。

この点で思っていたのと違うと感じて、1回出勤しただけでそれ以降来なくなるスタッフも少なくありませんでした。

引越が含まれるということは、異動シーズンと直結します。個人宅はもちろん企業の事務所移転もあるため、1日に大人数を要求される依頼が毎日続きました。

コーディネーターの仕事と帰れない日々

スポットのコーディネーターは、翌日分の依頼人数を自分の抱えているスタッフで手配し終わったらその日の業務はほぼ終了です。

つまり、手配が終わらないと帰れません。

(早く終わったからといって早く帰れるわけではありません笑)

2月・3月は春休みで学生スタッフが集まりやすいとはいえ、それをはるかに上回る企業からの依頼が毎日続きました。人が集まりきらない時はデータベースから過去の登録者を掘り起こして、1人ずつ電話をかけます。

案の定、みんな出ません笑

普通に考えて、前の職場からの電話って出ませんよね……

断らない社長という地獄

どうしても埋まりきらない時は自分が現場に出るか、依頼先に謝罪の電話を入れるかでした。

ただ、この会社の社長はどんな状況でも依頼を断らない方針でした。

たとえば夜19時に突然電話がかかってきて「明日9時から2人手配してほしい」という依頼でも受けてしまう。余力があればまだしも、ただでさえ人が足りていない状況でさらに追加を受け入れ続けていました。

最終的に無理なら謝るというのが社長のスタンスでしたが、最初から断った方がお互いにとってメリットしかないと、手配する側は全員わかっていました。

ちなみにその社長、勤務時間中のほとんどを当時の2ちゃんねるを眺めているだけでした笑 社員全員に苛立ちがあったのは言うまでもありません。

58連勤という数字

さらに最悪なのは、誰かが飛んで欠員が出たとき。

自分が現場に出ると17時まで作業して、事務所に戻ってからそれまで積み上がった翌日分の手配を始めるという悪循環に陥ります。現場に出ている間に依頼数が爆増しているので。

(以前紹介したU君にも飛ばれたことあります笑)

その悪循環が繁忙期ずっと続いた結果——

58連勤

しました。

もう皆さんおわかりですよね。

これが私の世界でいちばん嫌いな数字です。

改めて言っておきます。ノンフィクションです。


次回は繁忙期の中で起きた出来事を掘り下げます。

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